「資源循環プロジェクト」が WorldStar Global Packaging Awards 2025 Sustainability特別賞で“銀賞(第2位)”を受賞

日榮新化株式会社( 本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:清水 寛三 、以下「当社」)は、このたび、当社を含む 6 社が共同運営し、ラベル台紙の水平リサイクル * 1 に取り組む「資源循環プロジェクト」が、 World Packaging Organization ( WPO )が主催する世界的に権威のあるパッケージング技術のコンテスト「 WorldStar Global Packaging Awards 2025 」において、「 WorldStar Awards 2025 」及び、特別賞の Sustainability 部門で “ Silver ”(銀賞・第 2 位)を受賞しましたので、お知らせいたします。


(写真向かって左から)シオノギファーマ株式会社 古島 健太郎氏、当社・資源循環事業部長 本池 高大
「 WorldStar Global Packaging Awards 2025 」には、世界 40 の国と地域から 550 件のエントリーがありました。そのうち、 260 件が「 WorldStar Awards 2025 」を受賞し、さらにその受賞作品の中から 5 つの特別賞( Sustainability 、 Packaging that Saves Food 、 Accessible Packaging 、 Marketing 、 President Award )が選定されました。
当社が共同運営する「資源循環プロジェクト」は、「 WorldStar Awards 2025 ( Medical and Pharmaceutical 部門)」に選ばれており、今回さらに特別賞の Sustainability 部門で ‟Silver” (銀賞・第 2 位)を受賞しました。 Sustainability 部門は、リデュース(削減)、リユース(再利用)、リサイクル、リストア(復元)を通じて持続可能性を促進する包装材料の責任ある使用に焦点を当てたものです。今回の受賞に際しては、製品設計段階から材料使用の最小化、リサイクル可能性の向上、さらには GHG (温室効果ガス)排出削減を考慮した点が高く評価されました。また、他にはない独自の資源循環の仕組みを構築したことも特筆すべき点として評価を受けました。


2025年5月30日にイタリア・ミラノで開催された「WordStar Award Ceremony 2025」の会場風景と受賞トロフィ
「資源循環プロジェクト」では、これまで廃棄・焼却されてきたラベル台紙をポリエステル系合成紙であるリサイクル専用台紙に切り替え、資源として回収、循環させることでラベル台紙の廃棄ゼロを目指しています。さらに、回収後はマテリアルリサイクル * 2 によって、リサイクル専用台紙として再生する「水平リサイクル」が可能になり、より高度な資源循環を実現できる画期的な取り組みです。

今回受賞の対象となったシオノギファーマ株式会社のアンプルラベルとリサイクル専用台紙
日榮新化は、粘着加工技術を中核とした総合フィルムコーティングメーカーとして、「新しいこと、つづけます」のスローガンのもと、自社の製品・サービスを通じ、「社会貢献」及び「環境負荷低減」に積極的に取り組んでまいります。
その一環として、今回ご評価いただいた「ラベル台紙の水平リサイクル事業『資源循環プロジェクト』」を通して、ラベルユーザー様における「ラベル台紙の廃棄ゼロ」、そしてサプライチェーン全体における「 CO 2 排出量の削減」を実現し、ラベル産業の継続的な発展に貢献してまいります。
用語解説
*1 水平リサイクル:使用済みの製品を、同じ用途の新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法
*2 マテリアルリサイクル:廃プラスチック類の廃棄物を、破砕、溶解などの処理を行った後に、同様な用途の原材料として再生利用するリサイクル
以 上
【お問合せ先】
▼日榮新化株式会社-資源循環事業部
info@shigenjunkan.com
▼資源循環プロジェクト 公式 Web サイト
https://www.shigenjunkan.com/