for R&D シリーズ 熱伝導と放射熱って、何が違うの?

弊社の製品は、「熱伝導」「放射熱」を明確に分けて表示していますが、 同じ「熱を伝えやすい素材」である2つは、明確に何が違うのかご存知でしょうか?
今回は、手頃に購入しやすくなった弊社機能材のご紹介の一環として熱に関わる
・熱伝導基材レステープ T-CONDUCTION
・熱放射片面テープ H-Radiation
の2つをご紹介します。
◼熱伝導とは?
熱伝導とは、静止している物体内の熱が、高温側から低温側へ熱が伝わることを言います。
寒い日にカイロや湯たんぽに触れると温かくなるのは、そのカイロの熱(高温)が触れた体(低温)へ熱が移るからです。
また、近年ではアイスクリームスプーンというものが流行りましたが、これも同じく、体温(高温)がスプーン(低温)に移りアイスをいい感じに溶けやすくする仕組みでした。

弊社の「熱伝導基材レステープ T-CONDUCTION」は、熱を伝えやすくする基材レスの両面粘着テープです。
この製品自体に熱を持ってはいません。
粘着剤そのものが熱を伝えやすい機能をもっている基材レステープです。
そのため、単体で使用することよりも、ヒートシンクや同じく熱伝導率の高いグラファイトシートと組み合わせて使用することが多く、電子部品の放熱性などの効率を高め、その性能を邪魔しない用途で使用できる両面粘着テープです。
◼︎熱放射とは?
まず、熱の伝わり方には「伝導・対流・放射」3種類あります。
その中で、伝導は、「触れたモノからモノへ移るもの」だとすると放射は、「その熱源から放たれたモノ」だと考えるのが良いでしょう。
例えば、ヒーターは、熱源から発生した熱で空気が温められることで機能します。陽が出ていてあったかいと感じるように、「放射」は離れたところにも伝わる熱のことを指します。

弊社の「熱放射片面テープ H-Radiation」は、熱を外に逃す機能を持ったフィルムです。
これを貼ることにより、被着体の熱を系外に放熱することで、被着体の温度上昇を抑えることが可能になります。
そのため、熱の発生が気になる電子部品などにご使用いただくと、使用していない時と比べて早く熱を下げることが可能です。
<サーモグラフィーによる観察>
90℃の熱水を入れた金属缶の表面温度をサーモグラフィーを用いて観察した図となります。
サーモグラフィーは赤外線として外部に放出する熱量を観察しているため、放熱性の乏しい金属缶(貼付なし)は低い温度を示しているのに対し、試料を貼り付けたものは高い放熱性を有していることがわかります。
・「熱伝導両面粘着シート T-CONDUCTION」は「熱を伝えやすくする機能を持ったフィルム」
・「熱放射片面テープ H-Radiation」は「熱を逃す機能を持ったフィルム」
と覚えていただくとわかりやすいです。
どちらのフィルムも「forR&D」でお取り扱いがございます。
ECサイトで小ロットから購入できますので、まずはお気軽にお試しください。
カスタマイズ、受託加工などのご要望がございましたら、下記か、弊社のお問い合わせ先よりご連絡ください。
最後までお読みくださりありがとうございました。




