「マトリクス」の種類と使い分けについて
日栄化工の「マトリクス」は、どなたでも簡単に空気をかみ込むことなく貼ることができる粘着シートです。その仕組みは、特殊剥離紙により粘着面に無数の小さな凸部を形成させ、縦横に走る溝から空気(エアーやガス)が抜けるというものです。
従来のフィルム基材の粘着シートでは、被着体に貼り付ける際に、空気(エアーやガス)をかみ込むケースが多く、それを避けるため、特殊な工具や技能と手間が必要でした。その常識を覆した「マトリクス」は、1992年に発売を開始して以来、さまざまな分野、場面において、多くの実績を積み重ねております。
日栄化工のマトリクスの種類には『MX1』『MX2』『MX3』の三種類があり、用途によって使い分けがされております。
「マトリクス」は弊社既製品にて使用されているほか、お客様から御支給いただいたフィルムに「マトリクス粘着加工」を施すことも可能です。詳しくはお問い合わせください。
【マトリクス剥離紙の種類】
品名…MX1
用途…ロール(巻物)製品用。汎用のマトリクス剥離紙。
構成…アサギ色マトリクス剥離紙65メッシュ(1インチ長あたりの凸数)
(MX1マトリクス剥離紙の拡大写真)
使用製品例…透明50-PMX1、消銀50-PMX1、ユポSGS80-PMX1など
品名…MX2
用途…平判製品用。溝幅が広くエア抜け性に優れ、大面積貼り付けに最適。
構成…薄青色マトリクス剥離紙48メッシュ(1インチ長あたりの凸数)
(MX2マトリクス剥離紙の拡大写真)
使用製品例…透明50-PMX2、銀50-PMX2、白塩ビ消X100-PMX2など
品名…MX3
用途…平判製品用。MX1と同じ形状。
構成…白色マトリクス剥離紙65メッシュ(1インチ長あたりの凸数)
(MX3マトリクス剥離紙の拡大写真)
使用製品例…白コート50-PMX3、ユポSGS80-PMX3、R-ユポSGS80-MX3など
各製品の詳細については、お問い合わせください。