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抗ウイルス加工とは?抗菌加工との違いについて解説!

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抗ウイルス加工とは?抗菌加工との違いについて解説!

コロナウイルスの爆発的な流行もあり、「抗ウイルス加工」の製品に注目が集まっています。
なんとなく衛生的に良さそうであるという印象は持ちつつも、具体的にどのような特徴があるのかわからない方も多いのではないでしょうか?

また、「抗菌加工」をうたっている製品もありますが、この違いがわからない方もいるでしょう。

この記事では、抗ウイルス加工・抗菌加工についてどのようなものか解説します。
2つの違いも初心者向けにわかりやすくまとめているので、理解があやふやな方はぜひご覧ください。

抗ウイルス加工とは

抗菌製品技術協議会(SIAA)では、抗ウイルス加工を以下のように定義しています。

加工されていない製品の表面と比較し、ウイルスの数が100分の1以下(抗ウイルス活性値が2以上であるとき)である場合、その製品に抗ウイルス効果がある

簡単に言えば、製品の表面に付着したウイルスの数を減少させるのが抗ウイルス加工です。

なお、ウイルスは自力で増殖することはできません。
人などの細胞に入り込み、その細胞が増殖するのを利用して、ウイルスは数を増やしていきます。

つまり、人や動物の中に入らない限り、製品に付着していてもウイルスは増えないということです。

抗菌加工とは

抗菌加工は、JISによって以下のように定義されています。

加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果がある

噛み砕いて言えば、細菌が増えにくいようにしているのが、抗菌加工です。
なお、滅菌、殺菌などの似た用語の意味は以下の通りです。

滅菌:微生物を完全に死滅させること
殺菌:細菌などの微生物を死滅させること
除菌:ある物質または限られた空間から微生物を除去すること

これらは菌を減らしたり死滅させたりすることを指します。
しかし、「抗菌」は細菌を減らすかどうかは保証されておらず、あくまで今ある細菌が増えにくくなっているものであることに注意が必要です。

抗ウイルスと抗菌の違い

それでは、抗ウイルスと抗菌にはどのような違いがあるのでしょうか?

実は、ウイルスと細菌はそもそも違うものです。
ウイルスと細菌の特徴を簡単にまとめました。

  ウイルス 細菌
大きさ 約0.1μm程度 約1μm程度
細胞 持たない 単細胞
増殖方法 人などの細胞に入り込んで増殖 栄養源があれば自力で増殖

ウイルスは、細菌の50分の1ほどの大きさしかありません。また、細胞を持つかどうかという違いもあります。

最大の違いは、増殖方法。細菌は栄養源さえあれば自力で増えていくことが可能です。
一方でウイルスは自力で増えることができないので、人などの細胞に入り込んで自分のコピーを作らせ増殖します。

したがって、「抗ウイルス」と「抗菌」の製品では、そもそも対処できるものが異なります。
また、抗ウイルス製品は「ウイルスを減らすと認められたもの」を指すのに対し、抗菌製品は「菌を増えにくくすると認められたもの」を指すのも大きな違いです。

抗ウイルス・抗菌加工はどんなところに使われている?

抗ウイルス加工や抗菌加工は、身近な製品にも数多く使われています。ここでは代表的な例を3つ紹介します。

  1. 日用品
  2. 家電壁紙
  3. シート

意外と身近なところにも、抗ウイルス・抗菌加工は使われています。この記事を参考にして、ぜひ探してみてください。

代表例①日用品

日用品には、抗ウイルス・抗菌加工されているものが多くあります。

  • マスク
  • バスタオル
  • スポンジ
  • ゴミ箱
  • おしぼり

また、食品のパッケージ包装に抗ウイルス加工を施した製品も出てきています。

代表例②家電

家電製品にも抗ウイルス・抗菌加工されたものがあります。

  • 食器乾燥機
  • 掃除機
  • サーキュレーター
  • 空気清浄機
  • エアコン
  • 電気カーペット
  • 冷蔵庫

などが一例です。

商品そのものに練り込み加工が施されている製品のほか、フィルターに加工がしてあり、菌やウイルスを拡散させないように工夫されているものもあります。

代表例③壁紙・シート

家電製品にも抗ウイルス・抗菌加工されたものがあります。

抗ウイルス・抗菌加工された壁紙やシートも販売されています。
特にシートは貼り付けるだけで身近なものを抗ウイルス・抗菌加工できるのでとても便利です。

たとえば、ドアノブやスイッチなど、よく触る場所にシートを貼り付ければ、衛生的に使えます。

抗ウイルス・抗菌シートを取り入れるなら、ハルアイデアの抗菌・抗ウイルスシート「ハルシックイ」がおすすめ。
日本の伝統的な塗料である漆喰を活用しており、付着してから5分後にはウイルスの感染力が99.9%低減。
一般的な環境であれば、約6ヶ月間効果の持続が期待できます。

貼り直しもできる素材を使っており、手軽に使えるので、衛生的に利用したい場所に活用するのがおすすめです。

まとめ

付着したウイルスの数を減らす効果が見込めるのが、抗ウイルス加工です。
この記事の要点をまとめると以下の通り。

  • 細菌とウイルスは違うものである
  • 抗ウイルス加工は付着したウイルスを減らすものである
  • 抗菌加工は付着した細菌を増えにくくするものである

抗ウイルス・抗菌加工は日用品や家電などに広く用いられているため、衛生的に使いたいものは加工付きの製品がないか探してみるのも良いでしょう。

身近なものに抗ウイルス・抗菌加工を施したいならば、抗菌・抗ウイルスシートがおすすめ。
貼り付けるだけで表面を抗菌・抗ウイルスにできるので、気になる場所を衛生的に使うことができます。

ハルアイデアの抗菌・抗ウイルスシート「ハルシックイ」は、付着してから5分後にはウイルスの感染力が99.9%低減するシートです。
貼り直しも可能で便利なので、活用してみてはいかがでしょうか?

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