なぜ「ハルシックイ」はウイルスに強いのか？

2020/04/15

　日榮新化の「ハルシックイ」は、独⾃のコーティング技術により漆喰を表面にコートして、粘着シート化したものです。粘着面は、貼りやすいマトリクス再剥離粘着を施しているため、空気が入ること無く誰でもキレイに貼れて剥がすことが出来ます。また、漆喰そのものの効果によって、消臭・抗菌・抗ウイルス性・VOC吸着などの機能性を有しております。巻いたり、折り曲げたり、ハサミで好きな形に切っても、漆喰が割れて粉が落ちることは無く、さまざまな加工が可能です。

■なぜ「ハルシックイ」には、抗ウイルス効果があるのか？

　「ハルシックイ」の特長の一つに「抗ウイルス効果」があります。そのメカニズムは下記の通りです。

「ハルシックイ」に付着したウイルス周辺の水分が表面にある無数の細孔に接触
無数の細孔の消石灰と接触した水分が「強アルカリ性（pH 11以上）」に変化
強アルカリ性により、ウイルスが弱体化し、結果的に感染力を失う

拡大図

■「抗ウイルス効果」測定試験の結果

　「ハルシックイ」の抗ウイルス効果を測定するため「鳥インフルエンザH5N1ウイルス」での試験を行いました。

試験結果

　試験の結果では、およそ15分経過することで、感染性ウイルス量が相対的に99.9％減少しました。

大阪大学微生物病研究所調べ
ウイルス増殖抑制機能を有しますが、感染予防を保証するものではありません。
抗菌剤・防カビ剤などの有機化合物は含まれておりません。

■「漆喰」と「ハルシックイ」の違い

　通常の漆喰では、塗工可能な場所が限られており、作業や養生に時間や手間がかかります。また、曲面などの応力がかけられた場合には、漆喰表面がもろく崩れる場合があります。しかし、「ハルシックイ」は、特殊コーティングによりシートを曲げたり型抜きをおこなっても、粉じんが発生することはありません。また、表面に印刷することも可能なため、意匠性と機能性を持ち合わせた製品展開が可能です。

　「抗ウイルス効果」を持ちなから、さまざまな場所に気軽にキレイに貼ることが出来る「ハルシックイ」は、現在、通信販売ウェブサイト「ハルアイデア」にて販売中です。