水性インクジェットと溶剤系インクジェットの違い
日栄化工のサイン・ディスプレイ用メディアには、各社のインクジェットプリンターに対応するべく、様々な粘着フィルムを用いております。
今回は、主に使われている2つの種類、【水性インクジェット】と【溶剤系インクジェット】について、ご説明いたします。【水性インクジェット】と【溶剤系インクジェット】の出力方式は、双方同じ原理ですが、以下の通り、インクの成分が異なるため、メディア製品の仕様が異なります。
【水性インクジェット】
インクが定着するためにはインク受容層のあるメディアが必要になります。下図のようにプリントヘッドから吐出されたインクが、インク受容層に浸透することでインクが定着します。水性インクジェットのメディアでは、インクの溶媒が水になりますので、水を吸収することができるインク受容層のある製品が必要になります。
【溶剤系インクジェット】
インクが定着するためには塩ビフィルムや、溶剤系インク受容層のあるメディアが必要になります。上図のようにプリントヘッドから吐出されたインクの有機溶剤成分が、塩ビ表面を侵します。その後、ヒーターでインクの有機溶剤を揮発させることでインクが定着します。溶剤系インクジェットのメディアでは、インクの溶媒は有機溶剤になりますので、主に有機溶剤を吸収することができる塩ビフィルム製品やインク受容層のある製品が必要になります。
【日栄化工のインクジェットメディア】
日栄化工では、上記以外にも各種インクジェット方式(UVインク、ラテックスインクなど)に対応するメディアを様々取りそろえております。
詳細について、ご質問などございましたら、ぜひお問い合わせください。