漆喰とは?原料や使い方、身近な漆喰製品についてご紹介
「漆喰という言葉を最近よく耳にするけど、どんな物なのかな」
「漆喰を使うことで、どんな効果が得られるのだろう」
などと思っている方もいらっしゃるでしょう。近年、漆喰はその多彩な特長が認められ注目を集めています。
この記事では漆喰の原料や使用例、漆喰の効果を利用した製品について徹底解説。最後まで読めば、漆喰が持つ特長や効果を深く知ることができるので、ぜひご覧ください。
弊社でも漆喰の効果を利用した製品を複数発売しています。例えば、靴箱やトイレに貼るだけで気になる臭いを防ぐ漆喰シート「ハルシックイ」。
ハンガーにかけるだけでクローゼットの中の湿気を抑えカビの発生を防ぐ「シックインハンガー」などがあります。目的に合わせて生活の中に取り入れやすい様々な製品があるので、ぜひ下記より詳細を確認してみましょう。
漆喰の原料は消石灰
漆喰は約1,300年前に日本に伝わり、昔から建築材料として伝統的な建築物の多くに使われてきました。 石灰石を1,000℃以上で焼いて作る生石灰と水を反応させた消石灰を原料とする塗り壁建材です。消石灰にのりと繊維を加え、水で練ることによってセメントのように使用できます。
漆喰の大元の材料である石灰石は、大昔に堆積したサンゴや貝類の殻などが海中の二酸化炭素を吸収して石灰化したものです。天然の素材であり、環境や人体に優しい漆喰が、近年改めて注目を集めています。
漆喰はどんなところに使われている?
漆喰は主に以下のようなものに使用されています
- 屋根瓦の接着
- 外壁
- 調湿・消臭アイテム
瓦屋根の建築物には今でも必須の材料です。漆喰を外壁に使用した建築物の中には、非常に有名なお城もあります。近年では、漆喰の調湿・消臭機能に着目した日常生活に役立つアイテムも発売中です。以下で、それぞれについて詳しく解説します。
1. 屋根瓦の接着
漆喰は屋根の頂上にある棟(むね)と瓦の間の隙間を埋めて、接着するために使われます。屋根瓦の隙間を埋めている白い部分を見たことがある人も多いことでしょう。防水性を活かして屋根の土台である葺き土を雨水から守る役割を担っています。
瓦自体の耐久年数は50~60年。一方で、屋根瓦の接着に使われる漆喰の耐久年数は20年程度と短いため、塗り込みなどの定期的なメンテナンスが必要です。漆喰が劣化する理由としては、主に以下のようなものがあげられます。
- 雨風による風化
- 直射日光や温度差による劣化
- 経年によって漆喰が痩せる
漆喰の劣化を見過ごしてしまうと、雨漏りや瓦の抜け落ちなどが起こります。しかし、定期的に漆喰の手入れを行えば、瓦屋根は寿命20年と言われるスレートの屋根よりも圧倒的に長持ちするのです。
2. 外壁
漆喰は、古くから城や蔵の外壁に使われてきました。防火性に優れていることから、大切なものを保存する蔵の火災対策として多用されています。さらに、耐久<性も持ち合わせているので、築城の際にも重宝されていました。
外壁が漆喰で出来ている代表的な城と言えば、世界文化遺産で国宝でもある、兵庫県の姫路城。漆喰を使って施工した外壁の美しい白さから、白鷺(しらさぎ)城とも呼ばれます。定期的な手入れにより築城から400年以上たった今でも城の状態を保っていることから、漆喰の有用性を示していると言えるでしょう。
3. 調湿・消臭アイテム
近年、漆喰の調湿・消臭効果に注目したアイテムが数多く発売されていることをご存知でしょうか。弊社でも漆喰を原料とした製品を複数発売しています。
中でも手軽に使えるアイテムとして、特に以下の3つがおすすめです。
- ハルシックイ
- シックインハンガー
- シックインミニ
ハルシックイは、クローゼットやシンクの下などに貼っておくと、気になる臭いや湿気を防いでくれる28cm四方の漆喰シートです。シックインハンガーは、ハンガーにかけておくだけでクローゼットの中の湿気を抑制しカビの発生を抑えてくれます。
シックインミニは吊り下げカードタイプの漆喰製品。車内に吊り下げたり、靴の中に入れたりして、狭い空間の消臭・抗菌対策を手軽に行えます。使用する状況に合わせて活用できる様々な製品があるので、ぜひ下記より詳細を確認してみましょう。
漆喰を使用するメリット
漆喰を使用することには、これまで紹介した他にも以下のようなメリットがあります。
- 抗菌・抗ウイルス効果
- シックハウス症候群の予防効果
漆喰の原料である消石灰は、水に触れると強アルカリ性を示します。アルカリ性の水溶液には腐食性があり、付着した菌やウイルスの脂質を分解することにより、ウイルスの感染力を低減するのです。抗菌・抗ウイルスの効果も期待されており、現在注目を集めています。
また、漆喰はシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを吸収し、化学反応を起こすことで無害化します。ある実験では、約2時間でホルムアルデヒドの室内濃度をほぼ0にできたという結果も出ているほどです。漆喰を使うことにより、室内の衛生環境を飛躍的に向上させられることが大きなメリットと言えるでしょう。
まとめ:漆喰は多くの有用性を持つ注目の材料
漆喰は古くから建築材料として利用されてきました。防火性や防水性、耐久性などに優れており、城や蔵の外壁や瓦の接着などに幅広く使われています。加えて、昨今は下記のような効果もあるとして注目を集めているのです。
- 調湿効果
- 消臭効果
- シックハウス症候群の予防効果
- 抗菌・抗ウイルス効果
弊社では、上記の漆喰の効果を手軽に利用できる製品を発売しています。目的に合わせて生活の中に取り入れやすい様々な製品があるので、ぜひ下記より詳細を確認してみましょう。
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