光学フィルムとは?メーカー選定時のポイントについても解説
パソコンやスマートフォンをはじめ光学機器が普及するとともに、光学フィルムの需要も増え続けています。ただ、光学フィルムといっても用途やニーズに応じて多様な種類がありますから、自社の製品の目的や課題などに応じて適切なものを選ぶことが大切です。
今回は、光学フィルムの基礎的な知識や用途、製品やメーカー選びのポイントなど、さまざまな観点から解説します。
身近な例でいうと、スマートフォンなどの「覗き見防止フィルム」も光学フィルムの一種です。このフィルムは銀行ATMのタッチパネルにも採用されていますし、映り込み防止といった用途にも使われています。
また、反射防止フィルム(防眩フィルム)もメジャーな使われ方でしょう。外からの光が映り込んで見づらくなるのを防ぐために、光学フィルムが使われています。自動車のメーターパネル、住居やビルの窓ガラスなど活用の場は多岐にわたります。
このほか、光の量や方向を調整する拡散フィルム、ディスプレイの輝度を高める輝度向上フィルム、プラズマディスプレイが放出する電磁波を遮蔽するシールドフィルムなど、多様な光学フィルムが登場しています。
例えば、液晶ディスプレイを斜め方向から見ると、画面が暗くて見づらくなったり色調が変わって見えたりすることがあります。これは、バックライトからの光が液晶を通り抜ける際に偏光状態が変化するためで、正常に見える位置が限られてしまうからです。そこで、光学フィルムを用いて偏光状態をコントロールすることにより、斜め方向からでも画面が正常に見える液晶ディスプレイを開発できるようになります。
光学フィルムメーカーを選ぶときは、開発実績があり技術やノウハウを持っていることはもちろん、粘着物性要求や性能付加といった要求に対して柔軟に対応できることもポイントといえます。光学フィルムは、使用環境によっては傷を防ぐ加工や帯電防止加工などを施さなければならない場合がありますから、こうした要求に応えられるメーカーを選ぶことも、自社の製品価値を高めることにつながるでしょう。
MHMシリーズは、芯材(基材)の無い高透明両面粘着シートです。剥離フィルムは透明PETを採用しており、表面は軽剥離、裏面は重剥離となっています。用途は主に、液晶ディスプレイやタッチパネルなどで活用されています。MHMシリーズのいくつかの製品を、詳しく紹介しましょう。
▼製品詳細はこちら
https://www.neion.co.jp/product/substrate-less_tape/tape_mhm/item_13200
▼製品詳細はこちら
https://www.neion.co.jp/product/substrate-less_tape/tape_mhm/item_20373
▼製品詳細はこちら
https://www.neion.co.jp/product/substrate-less_tape/tape_mhm/item_17773
「MHMシリーズ」に採用している粘着剤も、これまで培ってきた技術やノウハウをもとに、金属膜への影響を抑える素材を開発し、各種光学フィルムに対応しています。お客様のニーズに応じて、耐擦傷性や紫外線カットといった必要な機能のカスタマイズにもご相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。
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今回は、光学フィルムの基礎的な知識や用途、製品やメーカー選びのポイントなど、さまざまな観点から解説します。
光学フィルムとは
光学フィルムとは、光の通過や反射、吸収などの作用によって、ディスプレイが見やすくなるなどの効果を生み出すフィルムのことです。光学フィルムの内部には、長い鎖でつながれた分子がいくつも並んでいます。その分子の並び方で、侵入してきた光をコントロールすることによって、さまざまな効果を発揮します。光学フィルムの用途
上記で説明したように、光学フィルムは液晶ディスプレイの偏光板として使用されるほか、さまざまなところで活用されています。身近な例でいうと、スマートフォンなどの「覗き見防止フィルム」も光学フィルムの一種です。このフィルムは銀行ATMのタッチパネルにも採用されていますし、映り込み防止といった用途にも使われています。
また、反射防止フィルム(防眩フィルム)もメジャーな使われ方でしょう。外からの光が映り込んで見づらくなるのを防ぐために、光学フィルムが使われています。自動車のメーターパネル、住居やビルの窓ガラスなど活用の場は多岐にわたります。
このほか、光の量や方向を調整する拡散フィルム、ディスプレイの輝度を高める輝度向上フィルム、プラズマディスプレイが放出する電磁波を遮蔽するシールドフィルムなど、多様な光学フィルムが登場しています。
例えば、液晶ディスプレイを斜め方向から見ると、画面が暗くて見づらくなったり色調が変わって見えたりすることがあります。これは、バックライトからの光が液晶を通り抜ける際に偏光状態が変化するためで、正常に見える位置が限られてしまうからです。そこで、光学フィルムを用いて偏光状態をコントロールすることにより、斜め方向からでも画面が正常に見える液晶ディスプレイを開発できるようになります。
光学フィルムメーカーを選ぶときのポイント
光学フィルムは、厚みなどの寸法が少し違うだけで光学特性に大きな影響を与えますし、異物が混入すれば使い物にならないケースもあります。それだけ、製造環境や方法、検査などにおいて高い精度が求められる製品です。そのため、製品を提供するメーカーの選び方も重要になってきます。光学フィルムメーカーを選ぶときは、開発実績があり技術やノウハウを持っていることはもちろん、粘着物性要求や性能付加といった要求に対して柔軟に対応できることもポイントといえます。光学フィルムは、使用環境によっては傷を防ぐ加工や帯電防止加工などを施さなければならない場合がありますから、こうした要求に応えられるメーカーを選ぶことも、自社の製品価値を高めることにつながるでしょう。
日榮新化の光学フィルム用粘着シート
日榮新化でも、光学フィルムの張り合わせに特化した粘着シートをいくつか取り扱っています。そのなかで、ここでは「MHMシリーズ」について紹介します。MHMシリーズは、芯材(基材)の無い高透明両面粘着シートです。剥離フィルムは透明PETを採用しており、表面は軽剥離、裏面は重剥離となっています。用途は主に、液晶ディスプレイやタッチパネルなどで活用されています。MHMシリーズのいくつかの製品を、詳しく紹介しましょう。
MHM-FWD25
MHM-FWD25は、高い透明性を誇る基材レス両面粘着シートです。粘着剤には、金属膜への影響の少ない酸フリータイプの粘着剤(光学用酸フリーアクリル系強粘着剤)を使用。各種光学フィルムの貼り合わせやITOフィルムの貼り合わせに適しています。耐湿熱白化や段差吸収性に優れている点も特徴です。▼製品詳細はこちら
https://www.neion.co.jp/product/substrate-less_tape/tape_mhm/item_13200
MHM-UVC100A
MHM-UVC100Aは、紫外線(UV)カット性能を持った光学用基材レス両面粘着シートです。こちらも、光学用酸フリーアクリル系強粘着剤を使用しており、金属膜への影響を低減します。各種光学フィルムやITOフィルムの貼合に最適です。▼製品詳細はこちら
https://www.neion.co.jp/product/substrate-less_tape/tape_mhm/item_20373
MHM-SI25
MHM-SI25は、透明性の高さに加え、高耐候性、高耐熱性を持つ基材レス両面粘着シートです。粘着剤には光学用酸フリー・シリコーン系を使用し、金属膜への影響を低減でき、各種光学フィルムの貼合に適しています。▼製品詳細はこちら
https://www.neion.co.jp/product/substrate-less_tape/tape_mhm/item_17773
光学フィルムに対応の粘着シートのお問い合わせなら
日榮新化は、1957年の創業から半世紀以上にわたり、粘着テープや粘着フィルムの新技術開発や需要開拓を続けてまいりました。「MHMシリーズ」に採用している粘着剤も、これまで培ってきた技術やノウハウをもとに、金属膜への影響を抑える素材を開発し、各種光学フィルムに対応しています。お客様のニーズに応じて、耐擦傷性や紫外線カットといった必要な機能のカスタマイズにもご相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。
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